大豆の花が咲きました。花が咲くと安心しますね。
しかし、昨年は大豆の花が咲いたのに大豆全滅という過去14年間で初めての事態に陥っています。
ツルボケという現象だったようで、茎も葉も大きく育って、大豆のさやもできているのに、大豆の中身の実が入らないという状況でした。とっても残念なことになってしまったのです。
今年は、なんとしてもきちんと実らせたい。そして、大豆の無料配布も再開したいと考えています。
そこで、今期のマメジン会長あぶさんと遠田で対策を考えました。
あらためて大豆に実がつかない原因を調べてみました。
主として
・過剰な肥料(窒素成分が多すぎる)
・カメムシの被害
・開花時の水分不足(昨年はこの影響も大きかったかも)
・適地適作でなかった(品種選定と種蒔き時期)
が挙げられす。
昨年は
・開花時の水分不足
の影響がもっとも大きかったかもしれませんね。
ちょうど開花時期が梅雨明けとなっていて、高温で雨があまり降らないという悪条件でした。その他の条件には該当しないと思います。肥料が過剰ということは考えにくいし、大豆品種のあやこがねはずっと栽培してきている品種ですし、カメムシの被害もさしてなかったはずです。
今年は開花した先週辺りから十分に雨が降っているので水不足ということはなさそうです。
また、大豆の成長具合も良好で、すでに一度土寄せが終わっているのでしっかりと育っています。
昨年よりはかなりいい状況でしょう。
さて
今回の作業は以下のどちらにするかです。
1.上部摘心(本葉5~6枚のころ)
2.葉をおとす(剪葉)
あぶさんは、1の作業を考えていたようですが
遠田が考えていたのは2の作業です。
摘心するなら開花前がよいという情報が多いです。
だとすると、今日はちょっとタイミングが遅いのかな?
また、葉をおとす(剪葉)という作業についてはあまりくわしい情報がありません。
葉を落とすと光合成をする面積を減らしてしまうことになるので、
これから実をつけようというときには実施をためらいますね。
大豆の開花が昨年よりも少し早いように思いますので、剪葉作業はまだしないほうがいいかもしれません。剪葉作業は、もう少し様子を見てから最後の手段として実施することにしました。
結局、畑で相談した結果、今日は1も2も実施しないことにしました。今後も様子を見ますがこのままなら1も2も実施しなくてすみそうです。
今日は土寄せと草むしりを行いました。
本日の参加者は、あぶさん、土江さん、遠田の3名でした。
記録:遠田幹雄
▼大豆に実が入らないについて調べた参考URL
「カットバック(剪葉)」という技術
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1342337493
大豆を育てています。5月23日頃に種を蒔き、4~50cm程に成長していますが茎が
ひょろ長くどっしりしていません。上に伸びていく一方なのですが、どうすれば
しっかりしたものに成長していきますか?
ベストアンサーに選ばれた回答
株間が狭いのではないでしょうか?
あと、基肥の窒素肥料が多いこともあげられると思います。
播く時期が早かったり品種特性で蔓化しやすいのもあるかと思います。
今後出来る技術として、
九州地方で台風による倒伏を防ぐためにやられている、「カットバック(剪
葉)」という技術をやってみてはどうでしょうか?
・開花直前~開花はじめに葉先を剪除する。
・剪葉するさいには、新葉が展開する生長点(茎の先端)は切らない。
剪葉は、盆栽用のはさみでも良いですし、バリカンや刈り払い機などどんな方法
でも良いと思います。
ダイズが開花しないのですが、対策法を教えてください。
http://www.pref.nara.jp/15546.htm
6月中旬に定植で、8月中旬頃からが開花期です。窒素過多等で栄養生長が考え
られます。 もう少し様子をみて、最悪の場合は上部の葉を飛ばし(摘葉)、生
長をコントロールして(傷めて)みてください。
タキイのエダマメ栽培マニュアル
http://www.takii.co.jp/tsk/tools/y_manual_pdf/y_manual_edamame.pdf
地元の品種を適期にまくべし
http://www.ruralnet.or.jp/syokunou/200903/01_3.html
大豆の栽培説明書 – 市川種苗店
http://www.i-seed.jp/files/edamame_20111017.pdf
豆の実がつかない時の対処法
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3319094.html
丹波の黒豆、摘心の時期(タイミング
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1369240288
枝豆を栽培する時に気を付けるポイント!
http://kateisaiennkotu.com/yasainosodatekata/kasairui/edamame.html
この記事を書いたのはマメジンの中の人(遠田幹雄)です。
1999年からマメジンの活動を始めました。遊休農地で大豆を作れば食料と農業の問題を生活者側からアプローチできるのではないかという素人の発想でスタートしたマメジンですが、すでに20年以上続いていてちょっと自分でもびっくりです。
このあともぼちぼちやっていこうと思います。マメジンに興味ある方はぜひともメールフォームからご連絡をください。畑でお会いできるのを楽しみにしています。