大豆を前日から水に浸しておく。
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今回我々が用意した味噌づくりの材料は、 ・大豆:13Kg(約1斗) ・糀:18枚(米15Kg分) ・塩(自然の塩):
6Kg 大豆は前日から水に浸しておきます。 |
大豆を茹でる。
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大豆をお湯で茹でます。この間の注意は茹で時間。 大豆の芯が無くなるまで茹でるのですが、割と時間がかかります。 我々は普通の鍋を使ったので1時間以上かかりました。 火力が弱いと、3〜4時間煮ないと、大豆が十分に柔らかくならないと言うこともあります。使う豆の種類や状態・また火力の違いによって、条件はマチマチです。 充分な火力と、じっくり煮えあがりを待つ根気を用意してください。 (圧力鍋なら半分以下の時間で茹であがるようですよ) そうそう、マメにアクをとるのをお忘れなく。 |
親指と小指で煮豆をつぶすと、柔らかくねっとりとするくらいならOKです。固いマメで味噌にすると、あとで、味噌汁にした時に美味しくない!じっくり煮てくださいね。 |
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大豆をつぶす。
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茹であがった大豆は、お湯を切り、つぶします。 今回はぶった農産からミンチの機械を借りました。 家庭ではすりこぎでギコギコか、フードプロセッサーですね。 |
糀と塩の準備。
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このでかいボールに、糀18枚と塩6を入れて、先に混ぜておきます。 つぶした大豆を入れるための準備です。 |
混ぜる。
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ミンチでつぶした大豆を入れ混ぜます。 ここは人力。なかなかの大仕事でした。(^^; 糀、塩、大豆がまんべんなく混ざるように。 |
お湯を入れて混ぜる。
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よく混ざったら、お湯6リットルを入れ、さらによく混ぜます。 お湯はいったん沸騰させてから少しさましたものを使います。 いったん沸騰させる理由は消毒。糀菌は雑菌に弱いそうです。 上記の状態で、ほぼ味噌のようなもの(味噌もどき)になりました。 |
団子状にして器に詰める。
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容器に詰めます。この時の注意は空気を入れないこと。 そのために団子状にします。 団子状のものを容器に詰め、仕込みはクライマックスです。 |
上手く出来上がりました!快心の作です。 最後に、味噌の表面に塩を振って、ラップをします。 出来れば、重石を載せて置くと、発酵に失敗がありません。 重石って、なんで必要かというと、嫌気醗酵を行うためなんですが、まあ、例え話で、面白く解説するなら、やっぱり生き物は、ダラーと(金沢弁で言うと、おんぼらー)していたら、大味になるので、美味しくする為には、少しはストレスを与えてやって、このヤローって、元気に育ってくる方がそれなりに味が出る、と言うことみたいですようー。そうは思いませんか?
さて、あとは、じっくり寝かす(熟成)させるだけ。 あんまり、蓋は取らないで、漬物小屋か、床下収納庫か、タイヤの格納庫か、風の吹かない、ホコリの入ら無さそうな場所を選んで、じっくりお待ちください。6ヶ月で、卵の黄身色のお味噌が。 8ヶ月以上寝かせると、自然に乳酸菌等の有用微生物の働きで香りもコクも生まれてきます。 ただし8ヶ月以上寝かせると、結構赤く、1年以上経つと、赤黒く色は変わります。 味はだんだん、まろやかになると思います。 自分の好みの色と香りを工夫して、見つけてください。
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